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TOEICで挫折する人の5つの特徴とその対策を伝授

カテゴリーTOEIC

TOEICを学習したことがある方なら、必ず一度は挫折経験をお持ちかと思います。TOEICに限った話ではなく、英語学習全般においても同じことが言え、半ばで途中で辞める方、あきらめてしまう方がおります。そのような方にはどのような特徴があるのか5つにまとめ、そしてその対策についてお伝えしようと思います。

①明確なゴールを定めていない

TOEICの学習、そして英語学習全般に言えることは、それは「マラソンと似ている」ということです。短期的に物凄い勢いで力を注ぐ短距離走の考え方ではなく、ある一定の時間をかけ、長期的に物事を見ることが非常に大切です。

しかし、具体的にゴールを定めずに走り出している方も見受けられる印象があります。どこにたどり着くのがゴールなのか、そしてその目的地はどの方向に走ればよいのか曖昧なまま、「とりあえず走る」という行動は、途中であきらめてしまう要因の一つになる可能性があります。

TOEICの学習、そして英語学習において、多少の時間がかかることは大半の方はわかっているものの、ゴールが見えない状態のまま走り続けるのは、体力的にも、精神的にも、不安な気持ちに襲われがちです。「とりあえず頑張って走っているけど、あとどれくらい走ればいいんだろうか」とモヤモヤした状態が続いてしまうと、途中で足と止めたくなってしまいます。従って、明確なゴールをまずは定めてからTOEIC学習、英語学習をスタートすることをオススメします。

②目標設定に問題がある

ゴールを定めてください、と上記で述べましたが、そのゴール設定(目標設定)を間違えてしまっているパターンも、挫折へと繋がる危険性があります。目標を高く設定しすぎると、なかなかゴールにたどり着かずに、気持ちが折れてしまうことも起こり得ます。例えるならば、運動を全く行ってこなかった方が、いきなり「よし、明日フルマラソンに挑戦しよう」と、42.195kmを走ることは不可能に近いですよね。最終的には、フルマラソンを完走できる体力をつける、という最終ゴールを定め、そしてさらに、その過程における経過地点もプロットすることが重要です。目標を高く定めること自体は良いことですが、「スモールゴール」も必ず定めることをオススメします。

まずは5km走れるようにする。次は10km、次は15kmと、経過地点のスモールゴールを定め、1歩1歩成長が感じられる、達成感が得られるように、細かくゴール設定を行うことで、挫折をすることを回避することが可能です。

③目的と手段を明確にする

TOEIC学習におけるゴールを定めました。仮に、800点を取ることがゴールとします。現状のスコアが500点だとしたら、「2か月間で600点」「追加2か月間で700点」「さらに2か月間の追加で800点」といったように、スモールステップも定めたとします。ここで要点となるのは「なぜTOEIC800点を取りたいのか」ということです。

英語学習を行っていると、どうしても「手段」と「目的」を混同してしまうことが起こりがちです。TOEICで800点を取るのは目的(ゴール)ではなく、800点の獲得は本当の目的を達成するための「手段」でしかない、ということです。

英語学習をすること、TOEIC学習をすること、英語そのものが好きだという一部の方を除き、スコアを獲得することはあくまでも手段でしかありません。TOEICのスコアを取ること自体がゴールになりがちですので、こちらも気を付けてください。迷ったとき、辛いときには、ぜひ初心に戻ってください。「なぜTOEICを勉強しているのだろうか」「なぜこんなに頑張っているんだろうか」と目的(ゴール)をもう一度思い出してください。

④質と量に問題がある

TOEICの学習において、必要となるのは「質」と「量」です。成果が出ない、成長を感じられない、だからモチベーションが下がり、結果としてあきらめてしまう。このデフレスパイラルに陥らないように、前もって対策を講じる必要があります。TOEICのスコアが上がらないのは、「①やり方が間違っている(質の問題)」「②取り組んでいる量が少ない(量の問題)」、こちらの2つのいずれかだと断言することが出来ます。

事前に、効率的な学習方法を把握しておくことをオススメします。単語を覚える上での効果的な覚え方。リスニングを鍛える上での必要なトレーニング方法。ただやみくもに取り組めばよいのか、という訳ではありませんので、キチンと成果が出る正しい学習方法(質)を確認した上で、取り組むことが大切です。

また、目標に達成するためには、どの程度の学習量が必要なのか、という学習のロードマップもざっくりで構いませんので、把握しておくことが大切です。「目標の600点に達成するためには、この単語帳1冊、単語数500個を覚える」といった様に、取り組まなければならない量の目安を把握した上で、学習に注力してください。上記でも述べたように、ゴールが見えない状態でのマラソンは、失敗への近道へと化してしまいます。

⑤自身の特徴を把握していない

TOEIC学習、そして英語学習の両方において、どうしても「暗記」という側面は蔑ろに出来ません。単語を覚える、文法を覚える必要は勿論ありますし、リスニングにおきましても、発音の変化やルールを覚えることが大切になります。机に座って、もくもくと何か勉学に取り組むことが得意な方、不得意な方、それぞれいるかと思います。暗記のコツを、これまでの経験値でわかっている方、暗記そのものが苦手な方、それぞれいらっしゃると思います。個人個人の特徴、個性を把握した上での、学習スタイルに臨めているか、これは挫折をしないためにもとても重要な側面です。

ダイエットにおいて、皆に共通するある一定のルールや守るべきこと、ポイントがあります。摂取カロリーを抑え、消費カロリーを増やす。筋肉量を上げ基礎代謝を上げる等、基本的な幹となる箇所は全員共通です。しかし一方で、個人個人の身体には個性がありますので、100人いたら100通りのダイエット方法が存在します。英語学習、TOEIC学習も同じです。ご自身のスタイルに合った、一番フィットする学習プラン、学習スタイルを取れているかどうか、これは学習を継続する上で、必須の条件と言えます。

英語学習のやり方、ハウツーに関しては、ネットやSNSを調べればごまんと出てきます。幹となる重要なコアな箇所を踏襲しながら、ご自身のライフスタイルや得意なやり方をご自身でフィットさせる必要があります。自身にあった学習方法を継続しないと、挫折してしまう可能性があります。

効率的な最短コースでゴールに登りつめるには

独学で勉強するメリットもありますが、最短コースで効率的にゴールに到着するには、やはり英語のパーソナルトレーナーを付けることをオススメします。最短でダイエットを必ず成功したいならパーソナルトレーナーをつける、これと同じイメージです。そして、そのトレーナーを選ぶ際には、「①目標とするゴールにすでに到着している、もしくはそれに相当する能力を持っているトレーナーである」「②学習者と同じ道を歩んだきた経験があるトレーナーを探すこと」が大切です。ぜひ皆さんも一番フィットするトレーナーを見つけてください!

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MIRAGO ENGLISHの代表。マンツーマンのコーチング型英会話トレーナー。通訳学校の講師→マンツーマンのコーチング英会話のトレーナーを経て独立。海外留学・在住経験一切なしで、日本国内だけで英語をマスター。TOEIC®︎950。TOEIC®︎では、400~700点レベル(初級者~中級者)の方に結果を出すのが得意。