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「私の趣味は」を英語で話すとき”hobby”は使わない!?使える例文を解説

カテゴリー英会話

コロナ時代に突入してから、英会話業界ではオンライン英会話のブームが続いています。巣ごもり需要と、先の見えない状況から、英語を自宅で気軽に、且つ、安価でおさえられるオンライン英会話がいまだ人気を博しています。

各国の方と英会話をする際、仕事のことは勿論、私生活のことも聞かれる機会は多く、住んでいる場所、好きな食べ物、週末の過ごし方、そして「趣味」についてよく話題に上がります。

「私の趣味は」と英語で話すとき”hobby”は使わない!?

このような話を聞いたことがある方もいるかと思います。この記事では「私の趣味は」の言い回しと、解説をしていきたいと思います。

①hobbyとinterestとtaste

「趣味」という単語を辞書で調べてみます。

〈味わい〉(a) teste

〈好み〉 (an)interest

〈道楽〉 (a)hobby

この様に記載されています(※研究社 新和英中辞典 参照)

「なるほど!そういうことか!」とご理解いただけた方はかなり少数だと思います。辞書は語学学習において必須アイテムではありますが、より深い理解に落とし込むには言葉をかみ砕く必要があります。

②hobbyの使い方

hobbyの概念は「一人で部屋にこもって、静かに何かを行うイメージ」の趣味を指します。例えば、何かを収集する趣味の方であれば、それがhobbyです。

私の趣味は切手を集めることです

My hobby is collecting stamps.

切手を集めることが、私の趣味です

Collecting stamps is my hobby.

表現にバリエーションをかけるのであれば、

私は切手を集めることが好きです

I like collecting stamps.

このようにhobbyという単語を使わないで表現することも問題ありません。日本語と英語は元々性質が大きく異なる言語になります。そのため、直訳が出来ない場面も非常に多いので、最終的には「イメージ」させることが大切になります。

hobbyは、物を集めるなどといった、一人でもくもくと静かに作業をする様な類の趣味を表す単語になります

③interestの使い方

趣味は趣味でも、スポーツをすることが好き、旅行に行くのが好き、沢山あるかと思います。一般的に「趣味」と呼ばれる時には、hobbyではなく”interest”を使う事が多くなります。

私の趣味は筋トレをすることです

My interest is doing workout.

「筋トレ」と辞書で調べると、muscle trainingと出ますが、workoutを使うのが多いです。Muscle trainingを使っても問題はありません。

私は筋トレをすることが好きです

I like doing muscle training.

先ほどのhobbyとは別に、「趣味」と呼ばれる大半がこちらのinterestを使うのだとおさえてください。

④testeについて

趣味は趣味でも、「趣味がいいね!」という言葉を日本語では使うと思います。この場合の「趣味」の使い方も補足で深堀していきたいと思います。

趣味がいいですね

You have a good teste.

趣味が良い、趣味嗜好が良い、この場合は、have a good testeという「かたまり」として覚えるのがオススメです。

服の趣味がいいですね

You have a good teste in clothes.

何において趣味がいいのか、言葉を足したい際には、inが追加れます。”have a good teste in”というコロケーションで覚えましょう。

英語、とりわけ英会話においては、この「コロケーション」という概念は非常に重要になります。コロケーションとは、いわゆる「かたまり表現」のことを指します。この単語が来たら、次は必ずこれが来る、といった、いわば決まりきった表現になります。このコロケーションを沢山インプットし活用することで、英会話におけるナチュラルな流暢さを兼ね備えたスピーキング力がついていきます。

【補足】

先ほども述べた通り、日本語と英語には言語的な違いがいくつか存在します。”You have a good taste.”に対して、日本語では「趣味がいいですね」と訳します。そうです、「日本語における主語の省略」が言語的な違いとして上げられます。

日本語において「私、あなた、私たち、彼ら」という言葉は省略して表現するのが一般的です。しかし一方で、英語においては主語を省略する、といった概念は基本的に存在せず、必ず主語を加えなければなりません。I, We, You, They、これらの概念は日本語において省略して訳されてしまう、ということはぜひ覚えてください。

日本では箸を使います

We use chopsticks in Japan.

→私たちは、という意味は日本語に訳さないのが一般です。

野菜は健康に良い

Vegetable is good for our health.

→私たちの健康、とIの概念(our)は省略して訳してしまいます。

 ”be good for~”、「~に良い」こちらもコロケーションです。

飲酒によって死ぬこともあります

Drinking may kill you.

→あなたを、とは日本語には訳しません。

⑤正しい英語を見につけて、今よりも一段階レベルアップする

英会話(アウトプット)を行う上で、インプットの量が非常に大切になります。スピーキングを「料理」に例えるならば、冷蔵庫(頭)の中に、どれだけ食材・材料が入っているかで、料理する(話す)量が変わっていきます。沢山材料が入っていればいるほど、実際に料理をするバリエーションが変わりますし、なにより冷蔵庫に大して入っていない状態では、料理することもままならなくなってしまいます。

インプットは、アウトプットをして初めてインプットをした意味になります。アウトプットなしのインプットでは意味がありません。ぜひhobby、interest、tasteを使い分けアウトプットにチャレンジしてみてください。

《この記事の音声は音読さんを使用しています》

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MIRAGO ENGLISHの代表。マンツーマンのコーチング型英会話トレーナー。通訳学校の講師→マンツーマンのコーチング英会話のトレーナーを経て独立。海外留学・在住経験一切なしで、日本国内だけで英語をマスター。TOEIC®︎950。TOEIC®︎では、400~700点レベル(初級者~中級者)の方に結果を出すのが得意。