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2ヶ月間で150点アップも狙える!?TOEICの独学勉強法とメリットやデメリット

カテゴリーTOEIC

昇進、昇格の機会が目の前に控えている。でもその条件にTOEICのスコアが含まれている。このような事は多くの企業や組織において起こり得る事かと思います。ついつい後回しにしがちな英語学習やTOEICですが、短期間で、且つ独学でスコアアップを目指す上での勉強方法を、メリット・デメリットも踏まえてお伝えしていきたいと思います。

各章には、自己学習を行う上での参考テキストも載せますので、ぜひ活用をしてみてください。

1. TOEIC学習で求められる3要素について

1-1. 単語

語彙力(単語)が必要になるのは当たり前だよ、と思われる方が大半だと思います。読む、書く、話す、聞くの4大技能のどの部分を鍛えるにおいても、語彙力は無視できません。目標とするスコアやレベルに応じた単語数は習得をする必要があります。

しかし、単語を覚えていればよいのか、といったらそれだけでは足りません。

電車に乗っていると、車内で単語帳を広げて一生懸命に覚えている方を見る機会も多々ありますが、「あ、もったいない」と感じることが圧倒的に多いです。

単語を暗記する際のポイントは「反射」です。TOEICは限られた時間で、いかに反射的に、迷わずにスピーディーに問題を解けるかがカギを握っております。単語を見て「あ、何だっけこの意味は、、、、」と思い出そうしてしまうのはNGということを指します。単語を見て「パッ」と意味が分かるように、「反射」を意識しての単語の暗記トレーニングが必須になっていきます。

《参考テキスト》

キクタンTOEIC(R) L&Rテスト SCORE600 – 株式会社アルク (alc.co.jp)

1-2. 文法

TOEICにおいて「文章読解」という側面も大きなシフトを埋めます。では「文章読解(読む)」という力を鍛えるには何が必要なのか。それは「単語+文法=文章読解」という理屈に繋がります。そしてTOEICにおいては、基礎文法から応用文法まで一通りの文法の知識が求められます。

まずは「インプット」を行ってください。文法の意味や理屈を整理し、全体の文法の知識を整理します。大学受験をしっかりと行った方であっても、英語学習から遠ざかっていた時期が長い方であれば、ぜひ基礎に戻り1から再スタートすることをオススメします。意外とお忘れになられていることも多かったりします。

ペンを持ち文字を書いている手が写っている写真

次に「アウトプット」です。具体的に説明すると、TOEICのReadingパート、Par5の対策練習を行う事です。Part5では主に「単語」と「文法」の2つを問われる箇所となります。インプットをもとに、Part5に特化した問題集を解き、ドンドン知識をブラッシュアップしていきましょう。そして、問題を解いていく過程において、新しい文法のルールも習得する必要があります。

例えば「分詞構文」です。インプットを行う段階では、分詞構文の基本的な形のみしか触れる機会がないことが多く見受けられます。しかし実際のPart5の問題集では、「受動態の分詞構文」「Beingの省略のルール」等、追加で覚える必要がある文法ルールがいくつか出現していきます。

Par5トレーニング(文法のアウトプット)は分量が多い上に、覚える新しいルールも多いので、気持ちが折れやすい学習内容の一つだと思います。焦らずに、一喜一憂せずに、一歩一歩進める気持ちで進めてみてください。今日出来なかったことであっても、明日出来るようになっていれば良いのです。”A journey of a thousand miles begins with a single step.”(千里の道も一歩より)を常に意識して進めてみてください。

《参考テキスト》

TOEIC® L&R テスト 文法問題 でる1000問 – アスク出版 (ask-books.com)

1-3. リスニング

TOEICは、ReadingとListeningの2つのパートに分かれています。リスニングを鍛えるには、どうすればよいのでしょうか。「リスニング=耳から英語を読解する力」とも言えます。先ほど、文章読解は、「単語+文法」と記載しました。文章読解は、いわば「目」を使って文章を読むことを意味します。そして、リスニングは「耳」を使って文章を(頭の中で)読むことを意味します。従って、「読めないと聞こえない」とも言えます。読む力と聞く力には、連動する部分が多くあります。ただ単純に英語を聞いていればリスニングが上がる訳ではありませんので、単語・文法の強化をしっかりと行ってください。

しかし、リスニングにおいては、純粋に英語の音そのものに慣れるトレーニングが必要となります。「シャドーイング」を取り入れてください。リスニングにおける効果的なトレーニングの一つと言えます。

《シャドーイングとは?》

シャドーイング – Wikipedia

《参考テキスト》

【特集】公式TOEIC Listening & Reading 問題集 8|公式教材・問題集|【公式】TOEIC Program|IIBC (iibc-global.org)

2. 学習のロードマップについて

TOEIC学習における3要素の次に、今度は学習のロードマップ(学習計画)についてご説明します。

2-1. 試験日からの逆算

TOEICの試験日が確定したら、具体的に何日間の猶予があるのかが明確になります。そこから逆算をして、1日の学習ペースを組みましょう。

例えば、単語です。1日5ページずつ進める必要があるのか、それとも10ページずつ進めないと終わらないのか、試験日(終わり)を設定することで、逆算の考え方で設定が出来ると思います。ゴール・目標を定めた方が気持ち的にも前向きな気持ちで取り組めることが多いと思います。

単語、文法、リスニング、それぞれどの程度のペースで進める必要があるのか計算し、ご自身で学習のロードマップを作成してください。ゴールや計画なしの学習は、途中で挫折したり、迷ったりする大きな原因の一つとも言えます。

2-2. 学習環境の整備

ゴールを定め、単語・文法・リスニングの3つを主軸に学習をしていく、という大筋をご説明しました。しかし、それよりも前段階として、非常に重要なポイントがあります。それは「学習環境を整えること」です。

英語学習は、「コツコツと毎日」が必須となります。今日は頑張ったが、明日は頑張らない、といったデコボコの学習ペースでは、思うように力はついていきません。まして、TOEIC学習においては「暗記」という側面が多いことは否定できないため、効果的な記憶の定着、という側面においても「毎日」というキーワードは蔑ろに出来ません。

2-3. 語学学習における質と量

学習環境の整備、に付随するポイントとして、「質と量」という要素が大切になります。英語学習において「一定の量」を行うこと、そしてその1つ1つの学習の「質が高いこと」の2つは必須となります。ただ闇雲に単語帳を読み進める、問題集を解き進める、といったことは本末転倒です。

単語であれば、本1冊に出題されるものを100%覚えきることを意識して「反復」を行ってください。

文法の問題集においても、同じ問題を複数解き、「反復」を行うことで知識の層がより濃くなっていきます。

リスニングのシャドーイングも、繰り返し「反復」を行う事で、その結果として、「英文を覚えてしまっている」という状態になるくらいまでやり込んでください。

目安の量は、各テキストを1冊分やりきることです。単語帳であれば、1冊分を全てやりきる。文法であれば、問題集を全て解き、1冊をやり終える。リスニングにおいても、模試1冊分の全てのListeningパートのシャドーイングをやり終えることです。次から次へと新しいテキストを購入し、それぞれ6割程度しかやっていない。これは完全なNGパターンです。

質と量の2つを意識することで、短期間でのレベルアップにグッと一歩近づくこと間違いなしです。

3. 模試と試験対策

3-1. 模試の内容を読み取る

ぜひ本番の試験前には「模試」を受けてください。TOEICの模試を受けることで、本番の準備運動が出来ることは勿論、ご自身の弱点・苦手パートを明確にすることが出来ます。

これまでは「単語」「文法」「リスニング」と3つをバランスよくトレーニングしていた方であったも、模試の分析を行うことで、「単語の比重を高くする」「リスニングは優先度を下げる」等といったように、より本番前に特化したトレーニングを行うことが出来るようになります。

3-2. 試験傾向の確認

TOEICの各Partにおける、傾向やコツがあります。特にReadingにおいては、75分間で3つのPartを何分ずつで解くのか「時間配分」が必須となります。その方のレベルや特徴、どのような学習経過を辿っているのかによって、千差万別の回答となってしまいますが、Part5をいかに短く、そしてPart7にその分の時間を費やせるかが、全体のポイントと言えます。

また試験を解く際の心構えとして、必ず覚えていただきたいことが

「迷ったら先の問題に進め!」

困った顔をしている女性

が上げられます。

前述で記載した通り、TOEICは時間との格闘の試験です。「あ、これ何だっけかな、、、、」と考えてしまうのが一番もったいないパターンです。前半の方が問題の難易度が低く、後半戦になると難易度が上がる、という訳ではありません。後半の問題でも、簡単に解ける問題が待ち構えています。迷ったら、ドンドン先に進み、解ける問題を着実に取っていきましょう。

3-3. 反復がキーワード

単語にせよ、文法にせよ、そして模試勉強にせよ、TOEIC学習に限らず、英語学習においては「反復」という要素は必要不可欠です。模試も1回解いて終わりではなく、間違えた問題はなぜ間違えたのか確認し、そしてもう1度解きましょう。

TOEIC学習全般に当てはまることして、行うべきこと1つ1つは非常に単調です。単語を覚える、文法を覚えて問題を解く、リスニングをひらすら繰り返す、といった無味乾燥な内容が大部分を占めます。その一見何の変哲のない当たり前のことを、当たり前の様に実施し、前にコツコツと進められるかが、ポイントアップに大きく響きます。「1回解いたから」という白黒で物事を決めずに、何度も塗り重ねることで、知識やスキルが濃くなり、洗練されていくのだ、という気持ちで「反復トレーニング」を実施してください。

マンツーマンのコーチ(伴走者)がいる大切さ

上記の内容を実施すれば、着実に成果が出ます。しかし忘れてはいけないのが「モチベーションのコントロール」です。やらなければならなのは知っているのだが、でも、、、、という気持ちは、やはりその同じ道を歩んだことのあるコーチだからこそ、共感し、そして一緒に進めることが出来ると思います。

短期間で確実に成果が欲しい方は、英語のマンツーマンのコーチ(伴走者)を付けることをおすすめします。

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MIRAGO ENGLISHの代表。マンツーマンのコーチング型英会話トレーナー。通訳学校の講師→マンツーマンのコーチング英会話のトレーナーを経て独立。海外留学・在住経験一切なしで、日本国内だけで英語をマスター。TOEIC®︎950。TOEIC®︎では、400~700点レベル(初級者~中級者)の方に結果を出すのが得意。