【講師が解決】オンライン英会話がめんどくさいと感じた時の3本柱の対処法
2020年からのコロナウイルスの急激な蔓延に伴い、英会話業界で飛躍的に変化したことが1つあります。それは「オンラインレッスン」の人気拡大です。オンライン化が急激に増加したことは、英会話業界以外にも多くの業界で起きていることですが、英会話もその一つです。
「オンライン英会話を一度はトライしたことがある」という方も少なくはないと思います。そして多くの方がオンライン英会話を行っている途中で「めんどくさい」と感じたことが1度は必ずあると思います。オンライン英会話は有効に使えば、英会話力をアップさせる非常に良いツールの一つですが、ネックになるポイントはやはり「続けること」です。
継続しなければならないのはわかっているのだが、、、と心が折れそうになった時、めんどくさいと感じた時、どのような工夫を取り入れれば良いのか、重要となる3つの対処法をご紹介させていただきます。
1. 【対処法①】マインドセットをする(オンライン英会話のメリットとデメリットへの理解)
まず大前提として、「めんどくさい」と感じる原因を特定した上で、処方箋を用意しなければなりません。英語学習の指導は、お医者さんが患者を診るのとイメージが似ております。いきなり薬(学習方法)を提示されても、出された側は困ってしまいますよね。原因がわかっていないまま、ただ闇雲に進めても、また同じ様な別の問題に直面してしまうことも起こりえます。「面倒」と感じるコアの部分を明確にすることが重要になります。
1-1. 何事も成長がないと、続かない
何か新しいことをはじめ、それを「継続する」ということは、時間もお金も、そして何よりも「労力」がかかります。英語学習はもちろん、ダイエットをしたい、といった場合も同様です。
せっかく時間とお金を費やしているのに、変化や成長が見えないと、何事も楽しくないですし、続けようとも思わないですよね。逆に言えば、変化や成長が見えるのであれば、些細な労力や準備に対して「めんどくさい」と感じる気持ちは薄くなると思います。
1-2. オンライン英会話の特徴を理解する
また、英会話を学習するツールの一つのオンライン英会話ですが、メリット・デメリットをしっかりと理解した上で学習に取り組む必要があります。
以下、それぞれの5つ良いところ、悪いところを整理しました。
【メリット】
- なにより安価である
- 場所や時間を選ばず、好きなときに好きなだけ受けられる
- 多くの国の方とコミュニケーションが取れ、多くの刺激を得られる
- 自由気ままに好きなときに受けることが出来る(内容も自分で決められる)
- 英語を話すことに慣れる
【デメリット】
- 強制力がない
- 成長のスピードはあまり早くない
- 講師の質が高くないケースが多い
- モチベーションの維持、学習管理、進め方などは学習者に依存する
- 英語が話せる様にはならない
メリット・デメリットのそれぞれ最後に書かれている項目は声を大にして伝えます。オンライン英会話をただ単純に受けているだけでは「英語が話せる様には絶対になりません」。オンライン英会話を使用する何よりのメリットは「英語を話すことに慣れる」という点です。
1-3. オンライン英会話は「練習試合」の場である
オンライン英会話は安価なため、そしてPCやスマホさえあれば、いつでもどこでもスタートすることが出来るため、非常に簡単に取り入れることが出来る便利なツールである一方、「正しい使い方」を知らないと失敗に終わることが十分起こりえます。
英語と筋トレは似ている、という内容を以前書いたことがあります。
>>英語と筋トレは似ている!?英語と筋トレの両方を教えるトレーナーが解説する9つの理由
英語とスポーツ(筋トレ)は非常に似ている点がありますので、こちらでは学生の頃の部活動を例に説明します。
スポーツであれば、野球でもテニスでのサッカーでもなんでも良いのですが、筆者は学生の頃バスケットボール部に所属していましたので、バスケットボールを例に上げたいと思います。
バスケットボールの部活動に限らず、スポーツ系の部活動が行う活動項目を大きく分けると、以下の3つに分けられるかと思います。
- 練習
- 練習試合
- 本番
1つ目の「練習」。これは文字そのままの意味です。放課後に行う練習です。走り込みをしたり、シュート練習をしたり、日ごろから地道に行わなければならない、足腰を鍛える練習のことです。
2つ目の「練習試合」。他校のチームが学校に訪問してきたり、自身の所属するチームが他校に遠征をしたりし、本番の様に試合を行います。日頃あまりない刺激を受けますので、練習試合はいつも緊張とワクワク感が入り混じっていた記憶があります。
3つ目の「本番」。半年に1回、1年に1回等、定期的に開かれる本番の試合です。「夏の甲子園」「冬のインターハイ」等といった言葉が、この「本番」を表現する代名詞だと思います。
そして、オンライン英会話はこれらの中の2番目に当てはまります。オンライン英会話は、英会話の練習試合を行う場だとご理解ください。
1-4. 英語学習に近道はない
オンライン英会話は、いわゆる「練習試合」だとお伝えしました。ここで考えていただきたいことは、部活動で練習試合だけをして、あなたのチームは強くなりますか、という質問です。学習者の皆さんが、仮に部活動のチームの監督だとして、チームメンバーに対して、練習試合ばかりをさせますでしょうか。恐らく、そうはさせないと思います。
練習試合は確かに楽しいかもしれません。しかし、成長そのものに直結はしません。練習試合は「本番に慣れる」効果は大いに見込めます。日頃の努力や成果をアウトプットし、実力を測る場としては適していると言えます。しかし、練習試合をひたすら繰り返す「だけ」で上手くなる、とは正直言えません。
では、どうすれば成長するのか。。。。
もうお分かりかと思います。そうです。1つ目の「練習」を行わなければなりません。地道な走り込み、シュート練習、これらが必須になっていきます。英語学習で言うなれば、オンライン英会話を受けるにあたっての予習・復習を行う、単語を覚える等の自己学習が必須となります。
残念ながら、英語学習に近道はありません。毎日のコツコツと重ねる努力が必要不可欠となってしまいます。
1つ目の練習(自己学習)を重ね、2つ目の練習試合(オンライン英会話)をうまく取り入れ、3つ目の本番(会社員の方なら、英語を使った会議への出席やプレゼン発表)へと臨む、といった学習のPDCAをグルグルと回すことが、英会話を上達させる最短コースとなります。
2. 【対処法②】「場所がない」の悩みを解決
オンライン英会話のメリットの一つとして「場所を選ばずにどこでも受けられる」ということを記載しました。確かにPC・スマホ1台あれば、どこでも受けることが可能です。
しかし、現実はなかなかそういきません。ある程度、周りの環境が整った状況で、オンライン英会話を受ける必要がありますし、集中力が持たない様な場所、周りの方に迷惑をかけてしまう可能性がある所での受講は、極力避けたいものです。
英会話を伸ばすには「継続」が重要だ、とも先ほど記載しました。しかし、一人でオンライン英会話をひたすら行いつづけるとモチベーションが下がってしまう、というタイミングもあるかと思います。
ぜひその時には「受ける場所を変える」ということをトライしてみてください。
自宅で学習をするのは勿論、色々と試行錯誤をして、気持ちをリフレッシュさせるために、勉強する場所を変えてみるもの非常に良い手法です。
どこで受けようかな、場所がない、と感じる方もぜひ参考にしてみてください。
- 仕事前、仕事後、オフィスで会議室を使用する
- カフェでオンライン英会話を行う(大きな声は出せませんが)
- カラオケボックスで英会話を行う
- レンタルスペースを借りる
都内にお住まいの方であれば、レンタルスペースを活用することも非常にオススメです。今は、かなり多くのレンタルスペースがそこら中に点在しております。筆者もよく活用します。オススメのURLのリンクも張りますので、ぜひ参考にしてみてください。
・スペースマーケット
(学習は勿論、会議や筋トレなどの多目的で場所のレンタルが可能です)
スペースマーケット レンタルスペース予約サイト (spacemarket.com)
・ココデスク
(15分単位の短い時間で予約が可能であり、駅構内に設置されていることが多いのがメリットです)
CocoDesk:富士フイルムビジネスイノベーション (fujifilm.com)
どこで受けようか、場所がないな、とお悩みの方は、ぜひこれらをご活用してみてください。
3. 【対処法③】「強制力がない」の悩みを解決
オンライン英会話を続ける鍵として「モチベーション維持」が一つ上げられます。オンライン英会話は安価である一方、手取り足取り細かい学習ペースなどは、全て学習者自身で管理しなければなりません。
また、オンライン英会話の講師の質も正直ムラがあり、非常に親身になり相談にのってくれる方もいれば、適当な対応をする方もおります。オンライン英会話講師(海外の方々)は、すき間時間のアルバイトとして行っている方もおりますしので、講師の良し悪しは正直不安定です。
学習を続けるモチベーション維持、強制力が欲しい、という方はオンライン英会話を学習のツールとして選んではいけません!
モチベーション維持に不安がある方、進め方に迷ってしまう方、効果的な学習方法で、最小のインプットで最大の結果を得たい方は、マンツーマンのレッスンをオススメします。
そして、必ず「日本人から」学んでください。
大人になってからの英会話学習で、一番やってはいけないことが「外国人からのみ学ぶ」ということです。大人になってからは、理論理屈を理解して、ちゃんとした「勉強」を通した上で、アウトプットトレーニングを行わなければ成果が生まれません。そのためには、同じ母国語(日本語)を話し、すでに学習者が通るべき道を通り、英語が話せる様になった人(日本人)から学ぶ必要があります。
日本人だからこそ苦しむポイント、つまづきやすい箇所なども正確に把握してますので、学習者の気持ちが下がった時、モチベーションが崩れそうな時、あなたの背中を支えてくれるマンツーマンの講師・トレーナーを一人見つけることをオススメいたします。
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