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be going toとwillの違いは?知っておくべき5つの未来表現を解説

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英会話初心者の方が、まず意識し、そしてマスターしていただきたいのは「主語と動詞を正確に言えること」が上げられます。英語を話す上において、主語と動詞を正確に伝えられるかが、コミュニケーションにおけるキーポイントになります。逆を言うと、主語と動詞を正確に言えないと、ミスコミュニケーションが生じ、言いたいことが相手に伝わらない、という問題が生じてしまいます。

そして、動詞を考える上で重要になる要素の一つのが「時制」です。大きく分けて、現在形、過去形、未来形の3つがあります。現在形と過去形はシンプルですが、未来表現はバリエーションが多岐に渡ります。

「be going toとwillのどちらを使った方がいいですか?」」「違いは何ですか?」という質問をいただくことが頻繁にあります。

こちらでは、be going toとwillの違いは何なのかを例文を通してご説明した上で、更に他にも知っておかなければならない未来表現について解説をさせていただきます。

結論

迷ったら、まずはbe going toを使いましょう!
しかし、正確に情報を伝えるためには合計5つの未来表現をマスターしてください。

1. be going toとwillの違いについて

まずはそれぞれの違いを例文を用いてご説明をさせていただきます。

【前提として】

未来表現は奥が深く、解釈やルールも多岐に渡ります。ここでは初心者の方がまずはおさえていただきたいポイントを「日本語を母国語とする話者が、難しい言葉を用いずに、いかにわかりやすく理解できるか」に焦点を置いて説明します。

1-1. be going to

私は会議に出席をする予定です

I’m going to attend the meeting.

彼は株を買うつもりです。

He is going to buy the stocks.

この様に、「~する予定です」「~するつもりです」といった未来表現の意味を持ちます。

あまり深く考えずに、「~する予定です」「~するつもりなんです」と未来のことを使うときにbe going toを使うんだ、とおさえれば問題ありません。

gonnaについて

ネイティブがよく”gonna”という表現を使っていることを耳にすることがあります。このgonnaはbe going toの言い換え表現の様なもので、実際ネイティブスピーカー(特にアメリカ英語)は頻繁に使います。

私は昨日風邪を引いたクラスの友達にお見舞いに行くつもりです。

I’m going to visit a classmate who had a sickness yesterday.

= I’m gonna visit a classmate who had a sickness yesterday.

しかし、注意していただきたいのは、gonnaは「くだけた表現」であるということです。プライベートで友人との会話で使う上では問題ありませんが、ビジネスの場においてgonnaを使うのは望ましくありません。他にもwant toの言い換えでwannaが同じ例に上げられます。TPOを踏まえて使用する様に気を付けてください。

be going toの注意点

be going toは非常にシンプルな使い方ですが、1つ注意しなければならないことがあります。こちらも例文を用いてご説明させていただきます。

私は来年アメリカに行く予定です

I’m going to go to the U.S. next year.

ここで注目していただきたいのは”going to go to“と”go to”という表現が2回連続で並んでいる点です。このような表現をする際には、I’m going to the U.S. next yearとgo toを省略して表現することが可能となります。

英語における「省略」について

英語学習者が頭を悩ませるポイントの代表格のひとつとして「省略」という概念が上げられます。「この関係代名詞のwhichは省略できる、でもこの場合はダメ」「thatはthatでも、このthat節は省略できるが、でもこのthatはNG」等といった様に、省略できる英語というものがいくつか存在します。今回のgo toも同様です。

結論「迷ったら省略しない」がオススメです。確かに、I’m going to go to the U.S. next yearより、I’m going to the U.S. next yearの方がより自然な言い回しです。しかし、I’m going to go to the U.S. next yearと言ったら、文法上間違っているかといったらそういう訳ではありませんし、相手に誤解を与える表現にもなりえません。

「省略して間違う」は起こりえますが、「省略しないで間違う」ということはありえません。英語において省略するかしないか迷った際には、「省略しない」を選ぶことをオススメします。

1-2. will

では次にwillについてご説明をさせていただきます。

私は今度の誕生日で30歳になります。

I will be 30 years old next birthday.

人類は22世紀より後まで生き残ることができるだろうか

Will human beings survive the 22nd century?

Willは「未来に起こる予定」あるいは、起こりそうなことを表す「単純な未来」を指します。

2. be going toとwillを使い分けるコツについて

ひとまず2つの使い方を例文を用いてご説明しました。正直、あまり違いをお分かりいただけていないと思います(苦笑)それが一つの結論です。どういう意味かと言うと「英会話において、be going toとwillを迷うのであれば、どっちでもいいからとにかく喋ろ!」と伝えさせてください。

多くの日本人の傾向として「答えはしっているがパッと出せない」が上げられます。そして「正確さを過度に気にする」という点も上げられます。

勿論、厳密なニュアンスを取った場合、I’m going to とI willには違いが出ますが、会話の意味が大きくそれるような事態はまず生じません。それよりも大切なのは「自然なリズムでパッと英語が出ること」です。どちらでもいいから、まずは「型」を作りましょう。片一方に絞ってしまってまずはOKです。言いやすい方の表現に絞った上で、まずは英語をパッと、そして正確に出せるようにトレーニングを重ねてください。be going toをwillのニュアンスの差を意識するのは、その後のステップです。

2-1. 迷ったらまずはbe going toを使え!

しかし、このままでは納得されないと思いますので、もう少しご説明をさせていただきます。

まず、willの前にbe going toを使うことをマスターすることをオススメします。未来表現を言いたい、となったらまずはbe going toの表現のみに絞ってしまって、徹底的に練習を重ねてください。

大きな理由のひとつが「発音」の問題です。be going toは発音が非常にシンプルなので、綺麗に発話できる一方で、willは発音が難しい単語の代表格です。

Wの発音、正しく出来てますか?

Lの発音、Rと混合してませんか?

willだけを発音するのが仮に簡単だとしても、文章として発話をしようとすると、実は結構発音が難しい単語になります。初心者にとって、「英語の並ぶ順番」も考えて、「単語」も考えて、「時制」も考えて、そして「発音」も考えて、、、、となるとオーバーヒートしてしまいます。まずは発音のしやすいbe going toからマスターすることをオススメします。

2-2. willは意味がたくさんある

willの使い方として「単純未来」ということを前述でお伝えしましたが、willの前にbe going toをオススメした事には、他の意図があります。それは「willには未来時制の意味以外にも沢山使い方がある」ということが上げられます。主要な使用用途をこちらで解説させていただきます。

意思表現

目標を達成するために全力を尽くします

I’ll do my best to achieve the goal.

このwillは未来表現ではありません。「全力を尽くす」という意思表明を表すwillになります。

依頼表現

お願いを聞いてくれませんか?

Will you do me a favor?

こちらに署名をしてくれませんか?

Will you sign here, please?

こちらはwillを使った未来表現の疑問文ではありません。Will youといった一つのカタマリ表現となっており「~していただけませんか」という相手に依頼をする表現となります。こちらはビジネスなどのシミュレーションで使うと、丁寧な指示となります。又、2つ目の例文の様に、pleaseを付け加えると、更にもっと丁寧な言い回しへと変わります。

物事を即座に判断するwill

(オフィスで、電話が鳴っている状況において)

私が電話に出ます!

I’ll answer the phone.

(会社の命運をかける大切な状況において、ミスをした部下に対して、カッとなった上司が)

お前はクビだ!
I’ll fire you!

今のご時世、I’ll fire you.とは実際には言わないと思いますが、これらのwillは未来表現ではりません。何か物事が起き、それに対して「即座に判断する」という意味を取る際にはwillが使われます。電話が鳴ったこと対して、「あ、私出ます!と即座に判断した」というニュアンスが含まれ、未来のwillとは別の捉え方になります。

推量のwill

父は今会社にいるでしょう。

My father will be in the office now.

このことは、前にお聞きになったと思います。

You will have heard of this before.

*この文章はwill have p.p.の未来完了形ではありません。

これらのwillは、おそらく~でしょう、といった「推量」の意味を持つwillとなります。特に、2つ目の文章は未来完了形の様に読めてしまいますが、今回は異なります。

これらの様に、willには使用用途が多岐に渡ります。勿論、最終的には全てこれらをマスターし使い分ける必要があります。焦らずに1歩ずつ進めていきましょう。英語学習における大切な教訓として”Don’t bite off more than you can chew.”が上げられます。一度に沢山の情報を入れすぎると、結果的にどれも覚えられない。沢山を詰めすぎてパンク状態になってしまう、ということは避けなれければなりません。「こういう使い方もあるんだね」程度で抑えていただいて全然結構です。この場では「未来表現」にフォーカスをし、マスターしていきましょう。

3. 他にも知るべき3つの未来表現について

ここまでのところで、be going toとwillの違いについてご説明をしました。まずは未来表現はbe going toを使うことをオススメし、willは発音が難しい上に、使用用途が沢山ある表現でした。
では、未来表現をするにおいて、本当にこの2つを知っていれば良いのかといったら、答えはNOです!be going toをwillがよく議題のテーブルに上がりますが、これらだけでは未来時制は表現しきれません。

この2つに加えてぜひマスターしていただきたい表現が3つあります。

3-1. be+ing

be+ing、というキーワードを見た時、多くの方はどのような意味を連想するでしょうか。多くの方は「現在進行形」とイメージすると思います。

具体的に例文で確認をしたいと思います。

その時私は朝食を取っていました。

I was eating breakfast at that time.

「~している(今回の場合は、過去形なので、~していた」といった様に、be+動詞のingは「現在進行形」を表します。しかし、先ほどのwillと同様にbe+ingにも他の使い方があります。その一つが「近未来」になります。

彼はもうすぐ来ます。

He is coming soon.

映画やドラマで「coming soon」という表現を目にしたことがある方は多くいらっしゃると思います。このcomingとは「今来ています」という進行形の意味ではなく「もうすぐに来ます」という目の前に控えている近い将来(近未来)の意味を表します。Be+ingは中学1年生で習う文法ルールですが、近未来の意味を持っている点は盲点ですので、ぜひこの機会に覚えてください。

3-2. be supposed toとbe to

2つ目に覚えていただきたいのがbe supposed to(be to)という表現です。

私は来年海外留学に行くつもりです。

I’m supposed to study abroad next year.

未来表現と一言で分けても、どのような未来なのか、深くニュアンスを取らせることが出来います。

留学に行く、という「予定」の未来なのか

留学に行く、という「運命」の未来なのか

留学に行く、という「義務」の未来なのか

留学に行く、という「可能」の未来なのか

留学に行く、という「意思」の未来なのか

未来表現といっても、そこにはニュアンスを幅広く取られる使い方が存在します。予定の未来なら、be going to。可能の未来ならcan。意思未来ならwillといった表現が代表例です。少し複雑な話になっておりますが、これらの「予定」「運命」「義務」「可能」「意思」5つの意味を全て包括するのがbe supposed toだとおさせてください。5つの意味を全て持てるので、未来表現における「万能表現」の一つとも言えます。

もう1つ補足があります。

I’m supposed to study abroad next year.

= I’m to study abroad next year.

このような言い換え表現が可能になります。be to=be supposed toとおさえてください。しかし会話では一般的にbe supposed to の方を使いますので、be toは書き言葉の一種とカテゴリーを分けてしまって良いかと思います。

3-3. be about to

最後におさえて欲しい3つ目の未来表現がbe about toです。こちらは「まさに~するところだ」といった目の前の接近した未来を指します。

試合がまさに始まるところです

The game is about to start.

ちょうとそれをするところです

I’m about to do it.

このように「まさに(ちょうど)~するとこです」という意味を表したい際に、be about toを使うのだとおさえてください。

プロだからこそ知る最短コース

こちらの記事ではbe going toとwillについて整理し、そして他にも覚えていただきたい未来表現3つについてご説明させていただきました。

初心者の方であれば、まずはbe going toのみに絞って未来表現のトレーニングをスタートすることをオススメします。慣れてきたら、willにもチャレンジし「表現のバリエーション」を増やしていきましょう。

しかし、be going toとwillのみでは表現がしきれないので、be+ing、be supposed to、be about toを含めた合計5つの未来表現を使い分けることが重要なポイントになります。

英語学習にも「センターピン」が存在します。おさえなければならないポイントやコツを的確に、英語の学習者おひとりおひとりに応じて叩かなければ、英語は上手く上達しません。コロナ時代に突入して以降、オンライン英会話が人気を博しております。オンライン英会話を活用するのも一つの手ですが、英語のプロからマンツーマンで教わり、最短コースで英語の上達の道を歩んでみるのはいかがでしょうか。

《この記事の音声は音読さんを使用しています》

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MIRAGO ENGLISHの代表。マンツーマンのコーチング型英会話トレーナー。通訳学校の講師→マンツーマンのコーチング英会話のトレーナーを経て独立。海外留学・在住経験一切なしで、日本国内だけで英語をマスター。TOEIC®︎950。TOEIC®︎では、400~700点レベル(初級者~中級者)の方に結果を出すのが得意。