カチンコを持つ女性

【初心者におすすめ】英語学習に最適なNetflixの映画ドラマ5選!

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「英語学習に映画を見るのはどうですか?」「洋画を見たら英語が出来るようになりますか?」

このような質問を多々耳にしたことがあります。英語学習をされる方は1度は「やってみようかな」と思ったことがある方も少なくはないと思います。現に筆者も、高校生時代に映画を見て英語の力が伸びるか実験をしたことがあります。そんな私の実体験も踏まえて、英語学習に最適な映画をNetflixからおすすめしていこうと思います。

難易度も一緒に記載しておりますので、参考にしてみてください(★の数が多いほど理解が難しい作品になります)

1. 映画好きの方ならおすすめ

先ほど冒頭で「洋画を見たら英語が出来るようになりますか?」という文面を記載しました。一番初めは、こちらの質問の答えからお伝えします。

英語は成長しません!

こちらは断言できます。「映画を見る=英語が出来るようになる」という方程式は成り立ちません。残念ながら、英語はそんなに甘くありません。

思い返してください。「これまで何年間英語学習をされていますか?」「いったいどれくらいのお金と時間を、英会話スクールに費やしておりますか?」厳しい言葉にはなってしまいますが、映画を見る「程度で」英語が出来るようなるのであれば、今頃日本中、英語がペラペラな人で溢れかえっております。

だからといって、映画を見ることによって得られる効果はあります。全く0という訳ではありません。しかし、「中学文法が曖昧だ」「大学受験後、英語に10年触れてない」「TOEIC500点くらいです」といった方が、洋画を100本見れば成長するのか、スコアが上がるのかといったら、これは100%起こりえません。

泣いている男性

しかし、英語学習を進める上で、重要なコツがあります。その一つが、「生活の中に可能な限り英語に触れる環境を整えること」が上げられます。日頃から英語に触れる機会を多くして、学習者自身を英語の環境にどっぷりと浸る様にすることです。例えば、以下の例が挙げられます。

  • 邦楽ではなく洋楽を聞く
  • 邦画ではなく洋画を観る
  • スマホの言語設定を英語にする
  • 外国人の友達、彼氏、彼女を作る

他にも沢山手段はあると思います。

ここで大切なのが「腰が重いものは取り組まない」ということです。

これらはあくまでも「おまけ」の部分となりますので、いやいや試みる必要性は全くありません。音楽を聞くことが好きならば、映画を見ることが好きならば、というのが大前提になります。

従って、英語を学習する方が、映画が見るのが大好きだ、という方なのであれば、余暇の一つとして洋画に触れる機会を積極的に設けることは大賛成です。

筆者も映画を見るのが大好きでした(最近は見ていませんが)学生の頃は、1か月に最高60本近くの映画を見たこともあるくらいです!

2. Netflixで観られる映画5選

では、ここからは具体的にどの映画を見ることが良いのか、Netflixから観られる作品でおすすめをお伝えします。

※2022年Netflixで配信中のものの中から選んでおりますが、次期によっては配信がストップしている作品も含まれているかもしれません。予めご了承下さい。

2-1. フレンズ(Friends)【難易度:★★☆】

アメリカのニューヨークを舞台にし、いわゆるジェネレーションX世代である「社会に出てもなかなか大人になれない」登場人物6名たちの、都会的なライフスタイル、友情や愛情をユーモア溢れるコメディ作品。いわゆるSitcomと呼ばれる代表作です。シーズン1~10まであり、アメリカでは誰しもが知る超人気作です。

SitcomとはSituation Comedyの略称で、一話で話が完結する形式で、あらゆるシチュエーション(家庭、職場、カフェ、レストラン等)での会話などを面白かしくストーリー立てたものを指します。

私が実際に英語学習に取り入れたが、こちらのFriendsでした!私の推しメンはチャンドラーです。

2-2. ビッグバン★セオリー(The Big Bang Theory)【難易度:★★★】

天才的な頭脳を持つ物理学者のレナードとチェルドンの仲良しオタクコンビが主人公。同じアパートで同じ部屋に住むルームメイト同士だが、世間からズレている変わり者で、ルックスがいまいちのモテない二人組。そんな2人の部屋に急に、ブロンドの美女が引っ越してくる、ということから話が始まるコメディドラマ。こちらの作品もSitcomの有名作品です。

2-3. フルハウス(Full House)【難易度:★☆☆】

母を亡くしたDJ、ステファニー、ミシェルの三姉妹が、父親ダニー、ジェシーおじさん、父の親友のジョーイと暮らし家族として成長する姿を描いた超人気ドラマシリーズ。日本でもかなり知名度が高い作品の一つだと思います。

2-4. フラーハウス(Fuller House)【難易度:★☆☆】

先ほど記載しました「フルハウス」の続編シリーズとなります。フルハウスは1987年から1995年にかけて放送された少し古い作品ですが、こちらのフラーハウスは2016年から配信が開始されたスピンオフシリーズです。シーズン3の第10話”My Best Friend’s Japanese Wedding”では、撮影が東京で行われ、本作品の主要キャストが来日されておりました。

2-5. ブルックリンナインナイン(Brooklyn Nine-Nine)【難易度:★★★】

ニューヨークの架空の警察署を舞台にしたコメディドラマ。堅物の署長レイモンドと、お調子者だが仕事が出来る刑事のジェイクを中心に、警察署内、街中、仲間内で起きる様々な事件やトラブルを描く作品。

3. 英語学習を映画で楽しむ3つのやり方

おすすめ作品5選をお伝えしましたが、これらの映画を楽しみながら英語を覚えるにも、ぜひ事前におさえていただきたいポイントやコツがあります。前もってポイントを押さえて、より効果的に楽しめるポイントを覚えてください。

3-1. ジャンルの特定がポイント

おすすめ作品5選に共通することがあります。それは全てSitcomであるということです。Sitcomの特徴は、「比較的日常生活に則したシチュエーションを描いていること」そして「1本が20分程度と短いこと」の2つが上げられます。

英語をフルで聞きますので、1本の映画が2時間近くあると、どうしても集中力が切れがちになります。1本20分であれば、英語を聞く、ということに集中することが出来、理想的な長さになります。

そして何より重要なのが「ジャンルの特定」です。映画をただ楽しむだけならば、見たいものを選んでいただいて全く問題ありませんが、「英語を学ぶ」という側面においては、ジャンルを選ばなければなりません。

以下のジャンルの映画は、必ず避ける様にしてください。

・アクション映画

・SF映画

・ファンタジー映画

・サスペンス映画

・ミステリー映画

・戦争映画

ほぼ全ての映画のジャンルが当てはまりますね。。。。残っているのは「恋愛映画」「ヒューマンドラマ映画」くらいでしょうか。

これらの映画を選んでいけない理由としては、以下の理由が上げられます。

・その特定の分野における専門用語が多く出てくる

・人の声より効果音やBGMの方のボリュームが大きく、そもそも声を聞き取りづらい

・現実世界で使用しない造語が出てくる(知らない単語なのか、そもそも現実で存在しない単語なのかの区別がつかない)

昔の映画、例えば1950年代の映画の表現技法と、現代の映画における演技はかなり違いがあります。昔の映画はひとつひとつをはっきりと話す傾向がありますが、現代映画は、より自然な話し方を映画の中でしますので、ボソボソと喋っており、英語学習教材としては正直不向きです。

1950年代の作品では、オードリーヘップバーンの「ローマの休日」が良い映画選択の一つと言えます。

3-2. とにかく「楽しむ」がポイント

何を見るべきか、選択のポイントをご理解いただけたと思いますので、ここからは具体的なやり方をお伝えします。

ブログの冒頭でもお伝えしました通り、映画が見るのが好きな方におすすめする手段ですので、難しく考えずに「ひらすら楽しむ」で大丈夫です。

聞き直したり、わからない単語を書き出したり、表現を無理矢理覚えようとしたりする必要はありません。楽しむ中で、少しでも英語学習の要素を取りいえるのが、映画を通しての英語学習となりますので、「勉強」という要素は完全に排除していただいてOKです。

3-3. 字幕の有無の選択がポイント

とは言いながらも、「字幕」はつけることをおすすめします。

根気強く映画を通して学習を行える方であれば、以下の手順で行ってください。

  1. 字幕なしで観る
  2. 英語の字幕ありで観る
  3. 日本語の字幕ありで観る

この3つの工程を経ていく過程で、少しずつわからなかった箇所がわかる様になっていきます。最初は、字幕が一切なく、英語のみで観る訳ですから、理解度は50%程度かもしれません。

次に英語の字幕を付けてみることで、1回目の視聴に比べ、視覚情報が追加されることで「あ、こう言っていたのか」という発見をすることが出来る様になります。2回目の視聴は、英語字幕ありで映画を楽しみます。

カチンコの写真

そして最後に「日本語の字幕を見ながら」3回目を見て下さい。この工程を最後に加えることで、日本語で情報を得ることで、理解をより深めることが出来るようになります。気になった単語、面白そうな単語があったら、ぜひメモを取って暗記することもトライしてみてください。

私がFriendsを通して覚えた単語がhilarious(大笑いを誘う、とても楽しい)です。この単語の学習レベルは英検1級以上に相当しますので、高校生の時にこの単語を覚え、使える様になったのは良い成果の一つだと感じます。

4. 効率性より楽しむが重要

映画作品を通して、英語学習を行うおすすめ作品とそのやり方をお伝えしました。

ここで再度思い出していただきたいのが、「映画を見るのが好きな方」「学習ではなく楽しみたい」という事であれば取り入れも良い手段の一つです。正直、学習の効率性はかなり低いのが事実です。

本当に英語の力をつけたい、着実に英語の能力を高めたい、という場合は、体系立てられた列記とした英語学習が必須となってしまいます。英語学習のやり方・意図をしっかりと見極めた上で、ぜひ取り組んでみてください。

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MIRAGO ENGLISHの代表。マンツーマンのコーチング型英会話トレーナー。通訳学校の講師→マンツーマンのコーチング英会話のトレーナーを経て独立。海外留学・在住経験一切なしで、日本国内だけで英語をマスター。TOEIC®︎950。TOEIC®︎では、400~700点レベル(初級者~中級者)の方に結果を出すのが得意。